そんな都市伝説を下敷きにしたあるフリーゲームがあった。守田緋姫子はそのゲームのキャラクターが実体化したものである。電脳世界から彷徨い出た「架空の怨霊」。それが彼女の正体だ。生前など無く、生まれた時から怨霊だったが、怨む相手などいなかったが故に、化け物を殺す化け物として生きる道を選んだ少女。
【性格】
内向的でひねくれ者。猟兵としての方向性は「オブリビオンを殺す怪物」。ダークヒーロー系。
終始あまり女の子らしくない口調で話すが、実のところ「ヒール」としてのキャラ作りである。
感情がたかぶると、ごくまれに少女らしい本来の口調を覗かせることがある(主にセクハラ方面での緊張時)。
昔は依頼以外で人前に姿を見せることすらなかったが、旅団を立ち上げて以降は徐々に性格は丸くなりつつある。好みの男性のタイプは大学生ぐらいの年齢の爽やかイケメン。百合には興味がないが一緒に住んでくれる家族は欲しいと思っている。
【オブリビオン(かいぶつ)を殺す怪物】
猟兵としては強者ムーブだが、内心では「自身も過去から這い出た怪物。場所が骸の海か電子の海かだけの違いだ」とオブリビオンに対して同族嫌悪を感じているので、自己肯定感は非常に低い。たまに依頼でオブリビオンに対して叫んでいる
「過去から這い出た醜い怪物はこの世から退場すべき」
という侮蔑は、自身にも向けた言葉なのだ。全てのオブリビオンが世界から消えた時は自分も消えよう、とか考えていたりする。
ただし、戦闘力自体には自信を持っており、相手がどれだけ強力なオブリビオンであっても恐れることはない。
【自称怨霊の空虚な本質】
怨霊として生を受けたが、バーチャルキャラクターであるが故に恨むべき相手はゲームの中にしかいない架空の存在であり、「怨霊なのに誰も恨んでいない」である自分の出自に空虚さを感じている。空っぽの自分を誤魔化す為にオブリビオンに憎悪を向けている、というのが彼女のオブリビオンへの怒りの本質である。その為、自身がバーチャルキャラクターであること自体をひた隠しにしており、誰一人にも話していない。
【根暗少女の憂鬱】
女性としての自己評価もまた低く、「可愛い」と言われてもからかわれていると思って怒り出すレベル。顔色が悪い点を除けばけっこうな美少女なのぁが、人前ではいつも伸ばした前髪で顔を隠している。
真の姿になった場合は血色が良くなり、普通の人間と変わらない儚げな雰囲気の美少女となる。この状態の場合は可愛いと言われても悪い気はしないらしい。緋姫子が一番喜ぶほめ言葉は「かっこいい」。こう言われると割とチョロい。
己の容姿には自信は無いが、恋愛には憧れをもっており、プライベートでお出かけする時はちゃんとしたファッションも凝っている。猟兵としての活動する時の血の付いたワンピースは戦闘服及び部屋着。ちなみに自身の着衣は電脳魔術で自由に変更可能。
【ゲームに始まり、ゲームに終わる】
趣味はゲーム。一人用のRPGやシミュレーションなどがメインだが乙女ゲームも嗜む。怨霊ムーブを極めるためのホラー作品研究にも余念がない。ゲーマー相手だと同族意識が働き、かなり態度が柔らかくなる。まさにゲーオタ少女。スーパーファミコン世代やプレイステーションなどの20年ぐらい前までのゲームにも詳しく、たまにオッサンに混ざってゲーム談義にしていたりもする。少女漫画もよく読んでいるようで、ニチアサにはプリ●ュアをみている。
【戦闘スタイル】
遠距離特化の召喚師・魔術師タイプ。接近戦は不得手なのでオブリビオンとは距離を取って戦うスタイル。電脳空間を介して自身の半身である「御陵学園」から召喚した人魂や刃物で敵を攻撃するのが主な戦法。トリッキーなスキルも多く、ユーベルコードの所持数は大熊猫ファミリー最多。ちなみにユーベルコードの命名法則は「ホラーゲームまたは映像作品+TCGのカード名」となっている。
【緋姫子の死霊術】
骸の海から土地や他者の記録を引きずり出し、記録されている者を霊として使役する。ようするにオブリビオンの召喚である。
【電脳魔術】
オブリビオンの召喚とは別に、自身の半身である、【怨霊学園】から死霊型ユニットや学校の備品を召喚することもできる。集団戦で多用しているユーベルコード【禁じられた遊び】【鬼火】などは死霊術ではなく電脳魔術である。その他、世界にハッキングしてマインクラフト的なノリで様々なものを作り出したりすることもできる。真の姿になると電脳魔術系の能力が大きく上昇する。
【嫌いなもの】
オブリビオン全般が嫌いだが、特にUDCアースの都市伝説系のオブリビオンを嫌っている。最大の宿敵は自身のモデルとなった怪異であり、同一存在ともいえる「ひきこさん」である(現在イラストは無く設定のみ)。
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